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公開日:2022.06.14  最終更新日:2022.06.14

カフェを開くには資格が必要?カフェ営業を成功させるポイントも

おしゃれなカフェで過ごしていると、日常から少し離れ、くつろぐことができます。そのようなおしゃれなカフェを自分も開きたいと考えているものの、カフェを開いた経験がないためにハードルが高いと感じている方もいるでしょう。必要な準備を済ませれば、カフェ経営を始めることは可能です。

そこで今回は、カフェを開くために必要となる資格や、カフェを開く方法、カフェ営業を成功させる3つのポイントを紹介します。カフェの開業を考えている方は、当記事を参考に開業準備を進めてください。

1.カフェを開くには資格が必要?

カフェを開くためには、資格の取得や行政への申請が必要です。また、カフェの規模や提供するメニューによって必要な資格や手続きは異なります。自分の思い描いているカフェに合わせて資格取得や申請を進めましょう。

●カフェを含むすべての飲食店で必要な「食品衛生責任者」「飲食店営業許可」

食品衛生責任者とは、カフェに限らず、食品を製造・販売する上で最低限必要な資格です。どのような規模の飲食店でも、最低1名は食品衛生責任者の資格が必要です。そのため、カフェオーナーや店長となる方が資格を取得することをおすすめします。食品衛生責任者の資格を取得するには、「食品衛生責任者養成講習」の受講が必要です。各都道府県の食品衛生協会が開催していますが、食品衛生責任者は全国共通資格であるため、資格の取得後は全国でカフェを開くことができます。

また、カフェを開くには飲食店営業許可申請も必要です。飲食店営業許可は、開業したいカフェに食品衛生責任者の有資格者を置いた上で保健所に申請し、保健所の検査に合格することで取得できます。飲食店営業許可の取得は、保健所への申請書類を提出後、2〜3週間を要します。余裕をもって申請を出しましょう。保健所の検査で指摘を受けた場合は、内装工事をやり直すことになりかねません。内装工事の着工前に、保健所に事前相談することをおすすめします。

●カフェの規模によって必要な「防火管理者」

防火管理者は、カフェの収容可能人数が30名以上の場合に必要な資格です。日本防火・防災協会が開催する講習を受講することで、防火管理者の資格を取得できます。食品衛生責任者同様、カフェオーナーや店長となる方が資格を取得しておくのがよいでしょう。

●店内でパン・菓子を製造する場合に必要な「菓子製造業許可」

カフェの店内でパンや菓子などを作る場合は、菓子製造業許可申請も必要です。菓子製造業許可は、保健所へ申請後、検査に合格することで得られます。また、菓子製造業許可申請の検査では、飲食店営業許可以上に厨房などの設計が詳しく見られます。都道府県によって製造施設や設備などの基準が異なるため、事前相談をしておきましょう。

2.カフェでアルコールを提供する場合は資格が必要?

カフェでコーヒーだけでなく、アルコールを提供したい方もいるでしょう。カフェでのアルコール提供に必要な資格や特別な申請は、ほとんどありません。カフェでアルコールと同時に食事の提供を行う場合は、深夜酒類提供飲食店営業届の要件に当てはまらないためです。

ただし、開業予定のカフェで食事を提供する予定がなく、深夜0時以降の飲酒を主な目的とする場合は、警察署に「深夜酒類提供飲食店営業届」を提出しましょう。

3.カフェを開く3つの方法

カフェ開業をする上では、資格の取得や行政への申請も重要ですが、どのような方法でカフェを開くかを明確にすることも大切です。カフェを開く方法には、以下の3つが挙げられます。

●独立してカフェを開く

独立してカフェを開く場合、カフェのコンセプトや内装、メニューなどすべての要素を自分で決定できます。そのため、自由度が高く、理想のカフェに仕上げられる点がメリットです。一方、すべての工程を自分でこなさなければならず、店舗経営の経験がない方にとってはかなり難易度が高いと言えます。コンセプトにこだわりが強く、飲食店経営の経験者向けの開業方法です。

●雇われ店長としてカフェを開く

店舗経営や運営のスキルを身に付けるために、雇われ店長としてカフェを開く方法もあります。店舗を運営する会社の社員として働くことになるため、ある程度収入が安定していることや、開業費用が必要ないことがメリットとなります。一方、会社の社員であることから、店長であっても裁量権が少ない可能性があるため注意が必要です。今後、個人でカフェ経営をするためのステップアップとして経験を積みたい方向けの開業方法です。

●フランチャイズでカフェを開く

フランチャイズでカフェを開く場合は、親会社の店舗名を使用し、チェーン店の1店として経営できることが特徴です。店舗を作る上で最も重要な立地調査や経営に関する相談など、多方面でサポートが充実しており、資金調達をしやすいことがメリットとなります。しかし、ブランドコンセプトを守るために自由度に限りがあったり、親会社に毎月ロイヤリティーを支払う必要があったりします。徹底したサポートを受けつつ、知識を得ながら少ないリスクでカフェを開きたい方向けの開業方法です。

4.カフェを開いて成功するポイント3つ

店舗開業後、順調にお客さんの数を増やしていく鍵となるのは、「リピーター客の獲得」です。お客さんを集めて繁盛店にするには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここからは、リピーター客を増やすために、開業準備の段階で意識しておくべきポイントを3つ紹介します。

4-1.便利な設備を店内に整備する

カフェに行くと、ノートパソコンやタブレットを使用して仕事をする方を多く目にします。このような「ノマドワーカー」と呼ばれるお客さんは、頻繁にカフェを訪れ、リピーター客になってくれる可能性が高いです。

ノマドワーカーにとっての便利な設備は、電源環境やWi-Fiです。電源環境を整備したりWi-Fiを導入したりすることで、電源の減りやデータ容量の圧迫を心配せず、長時間カフェで過ごすことができます。リピーター客になってくれやすい方にとって快適な環境を提供すれば、カフェ全体の集客も増加するでしょう。

4-2.統一感のある雰囲気を作る

カフェにもう一度来たいと思わせるには、カフェのコンセプトに外装や内装が合っていることが重要です。お客さんはカフェに入る際、まず外観を見て入店するかを決定します。そのため、外から見ても開放的でくつろげる空間と分かるように見せることがポイントです。

また、カフェでは食事や飲み物を提供するため、滞在時間が長くなる傾向にあります。そのため、長時間座っていても疲れにくい椅子や、落ち着いた明るさの照明を採用するなどの工夫が必要です。さらに統一感のある雰囲気を作るために、インテリアや食器などの細部にも気を配りましょう。カフェのコンセプトカラーを決めて合わせることで、こだわりのあるカフェだと感じてもらえます。

4-3.店舗の雰囲気に合った制服を採用する

店内の統一感を出す方法として有効なものが、制服です。お客さんにとって接客している従業員は、目に留まりやすい存在です。そのため、従業員の服装がバラバラだと、いくら内装を統一していても、統一感がなく見えてしまいます。しかし、店舗の内装と制服の雰囲気を合わせることで、店舗のコンセプトが伝わりやすく清潔感のある印象にもなるため、お客さんに居心地よさを感じてもらえるでしょう。

カジュアルなカフェ向けユニフォーム

また、おしゃれな制服はカフェスタッフを募集する上でも有効です。カフェで働きたい方にとって、おしゃれな制服は大きな魅力となります。カフェを運営していく上で従業員の接客サービスは重要なポイントです。制服を着たいとカフェが人気になり、多くの方が求人に応募してくれれば、接客スキルの高い優秀なアルバイトを見つけやすくなります。

おしゃれな制服を用意するなら、飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」をぜひご利用ください。「ユニコレ」では、カフェエプロンやシャツ、作務衣など、さまざまなデザインの制服を用意しています。お店の雰囲気に合う制服がきっと見つかるでしょう。

カフェの制服なら飲食店ユニフォームの通販サイトユニコレへ
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また、カフェ店員におすすめのユニフォームやコーディネートはこちらの記事でもご紹介しています。気になる方は、ぜひ併せてご覧ください。

まとめ

カフェを開くためには、食品衛生責任者の資格や飲食店営業許可の申請などが必要です。また、カフェを開くにもいくつか方法があります。自分の持っているスキルを考慮し、開きたいカフェのイメージを明確にしてから開業を進めてください。

実際にカフェを開業することが決まれば、お客さんが多い人気店になれる工夫をしましょう。特に、従業員の制服はカフェの雰囲気に合うものにすることが重要です。ユニコレでは、数多くの制服を用意しておりますので、自分の開きたいカフェに合う制服を探してみてください。

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