アイテムの知識

公開日:2021.03.31  最終更新日:2022.05.30

コックシューズの選び方4選|種類やお手入れ方法も

コックシューズ(厨房靴)は従業員の安全を確保し、快適な作業を助けるために欠かせないアイテムです。しかし、コックシューズには調理長靴や厨房用サンダル、サボタイプなどさまざまな商品が存在し、選び方の基準に悩む人もいるでしょう。

そこで今回は、コックシューズの種類と選び方について解説します。また、コックシューズを購入する際におすすめの通販サイトもご紹介しますので、飲食店の開店準備をスムーズに進めるヒントとしてぜひ参考にしてください。

1.コックシューズの主な種類

コックシューズの主な種類として、長靴・サボ・サンダル・ワーキングシューズが挙げられます。コックシューズは種類によって使い勝手が異なるため、業種や厨房環境、求める性能に応じて、適したものを選択しましょう。

以下では、コックシューズの特徴を種類別に解説します。

〇長靴
長靴は、ラーメン店など、水や油を多く扱う職場で採用されています。コックシューズとして発売される長靴には、塩化ビニール素材を採用した商品が目立ちます。塩化ビニール素材の長靴は電気絶縁性を持ち、静電気を防ぐことが可能です。

なお、一般的なゴム長靴を厨房内で使用すると、破損や劣化を引き起こすリスクがあります。厨房作業に使用する場合は「安全長靴」や「コックシューズ」と記載された商品を選んでください。

〇サボ
サボは、かかとが浅く設計された仕様で着脱しやすく、優れた通気性も期待できるタイプです。居酒屋など座敷席のある職場において、調理と接客を兼務する従業員の作業性を高めるためにも採用されます。

〇サンダル
サンダルは靴紐がないため着脱が容易で、蒸れにくいタイプです。サンダルは、人気ブランドが販売していることも多く、デザイン性を重視する職場において採用されます。

〇ワーキングシューズ
ワーキングシューズとは、特定の作業を効率的に進めるための機能を持つ作業靴(工事現場や食品向上などで採用される靴)や、安全靴(足先を保護する先芯入りの靴)です。サボやサンダルと比較してフォーマルに見えることが特徴で、カジュアルすぎる服装はそぐわない飲食店にもマッチします。

2.【ケース別】コックシューズの選び方

コックシューズは、厨房環境に合うものを選ぶことが大切です。厨房環境に合わないコックシューズを選択すると、動きにくさや疲労を感じる原因となりかねません。

以下では、コックシューズの選び方をケース別に解説します。何を重視してコックシューズを選べばよいのか分からない人や、求める性能は分かっているもののどのような点に注意する必要があるのか分からない人は、ぜひ当項目をチェックしてください。

2-1.疲れにくさを重視したい場合

従業員の快適性や作業性を重視する場合、疲れにくいコックシューズを選ぶことがおすすめです。具体的には、靴底素材に衝撃吸収素材を使用し、優れたクッション性を持つコックシューズを探しましょう。

疲れにくいコックシューズを購入するなら、軽量タイプの商品を探すことも選択肢です。片足あたりの重量が200g程度のコックシューズは重さを負担に感じにくく、立ち仕事でも疲れにくいといわれています。

2-2.滑りにくさを重視したい場合

従業員の安全を確保するためには、滑りにくいコックシューズがおすすめです。コックシューズの滑りにくさを調べるためには、耐滑性能(滑りによる転倒防止性能)を確認しましょう。耐油底を採用したコックシューズは、水や油で濡れた床の上での事故を防ぐことができます。

また、靴底の形状や加工の工夫に注目することもポイントです。たとえば、靴底に浅い溝を設けたコックシューズは転倒事故を起こしにくく、安全な作業をサポートできます。

2-3.デザインを重視したい場合

コックシューズは基本的に、厨房作業を担当する従業員のために用意します。厨房作業を担当する従業員はお客様の前に立つことが少なく、足下を見られる機会は限定的です。そのため、コックシューズを選ぶ際には機能性に注目し、選ぶことが原則と考えてください。

ただし、デザイン性の高い制服を貸与することで従業員のモチベーションが高まるケースも存在します。仕事のやる気を引き出すための手段として、デザインに注目する方法も一案です。

デザインを重視して選ぶ場合は、色に注目しましょう。ピンクやミントグリーンといった個性的なカラーを用意するコックシューズも存在するため、調理用パンツや調理用白衣、エプロンとの相性を考え、イメージに合うものを探してください。

2-4.価格を重視したい場合

飲食店の収支を安定させたい場合は、コストパフォーマンスのよいコックシューズを選びましょう。安価な商品は、1,500円~3,000円が相場です。一方、機能性の高い商品は5,000円~10,000円程度で販売されることもあり、価格帯はさまざまです。

なお、コックシューズは「価格の高い商品ほど、質がよい」とは限りません。予算内で購入できるものの中から目的に応じた機能の付属する商品を絞り込み、購入するコックシューズを決めましょう。

3.コックシューズの手入れ方法

コックシューズを長持ちさせるためには、日々のお手入れが不可欠です。履き終わった後に行うメンテナンスや定期的に実践する洗濯手順を覚え、従業員を教育しましょう。

ここでは、履き終わった後に行うメンテナンスと、コックシューズの洗濯方法を解説します。

◎履き終わった後に行うメンテナンス

(1)水気や汚れを布で拭き取る

(2)専用グッズもしくは竹串を使用し、靴底の汚れを取り除く

(3)抗菌・消臭スプレーをコックシューズの内側に吹きかける

(4)風通しのよい場所で乾燥させる

靴底の汚れを放置すると滑りにくさが失われ、安全性が低下します。業務終了後には、靴底専用のブラシや竹串を使用してお手入れしましょう。

耐水性の高いコックシューズは蒸れやすいため、風通しのよい場所に保管し、乾燥させることも大切です。また、抗菌・消臭スプレーを内側に吹きかけることで、靴の嫌な臭いを予防できます。

◎コックシューズの洗濯方法

(1)靴底の汚れを取り除く

(2)水もしくはぬるま湯で表面を洗い流す

(3)少量の中性洗剤を使用し、コックシューズ全体を洗濯する

(4)十分に乾拭きする

(5)直射日光のあたらない場所で、陰干しする

コックシューズを洗濯する際は、中性洗剤を使用しましょう。アルカリ性の洗剤を使用すると、劣化するコックシューズも存在します。

水分の残ったまま収納することもまた、劣化を招く原因になりかねません。コックシューズを洗濯した後は十分に陰干しし、水分を飛ばした上で下駄箱に収納しましょう。

なお、コックシューズの素材や設計によっては、メーカー指定のお手入れ方法が存在します。商品のパッケージや説明書の記載をよく読み、正しくお手入れしてください。

また、コックシューズの正しい洗い方や臭いの対策方法はこちらの記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

4.コックシューズの購入は「ユニコレ」がおすすめ!

コックシューズの購入を検討している経営者・オーナーには、飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」をおすすめします。ユニコレをおすすめする理由は、次の2点です。

○コックシューズの取り扱い種類が豊富
ユニコレでは、滑りにくい商品から長時間着用しても疲れにくい商品まで、さまざまなコックシューズを扱っています。そのため、厨房環境に最適な商品を選ぶことが可能です。

○まとめ買いの相談も可能
ユニコレではまとめ買いの相談窓口を設置し、きめ細やかなサービスを提供します。まとめ買いの際には、予算や納期に関する相談が可能です。

コックシューズは、従業員の安全を守り、快適な厨房環境を提供するために欠かせません。ユニコレの取り扱うコックシューズの中から最適な商品を探し、購入を検討してはいかがでしょうか。

飲食店ユニフォームの通販サイトユニコレのコックシューズ
▲コックシューズはこちら

まとめ

今回は、コックシューズの主な種類や選び方、長持ちさせるためのお手入れ方法などを解説しました。

コックシューズには長靴やサボ、サンダルやワーキングシューズなどの種類があります。種類によって特徴が異なるため、購入する際は業務環境に応じた商品を選ぶことが大切です。

コックシューズを購入する際には、疲れにくさや滑りにくさを重視して商品を選ぶこともポイントです。ユニコレの扱うコックシューズの中から望ましい商品を選択し、従業員の安全確保や快適な労働環境提供に努めてください。

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