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公開日:2020.03.25  最終更新日:2023.08.28

甚平とは?由来は作務衣との違い・選び方を紹介!おすすめの甚平も

甚平は、男性や子どもが着る和装のホームウェアです。生地に麻や木綿が使われるため通気性に優れています。父の日のギフトとしても人気の高いアイテムです。甚平と作務衣とは形が似ていますが、異なる服になります。作務衣は年間を通して着られる和装の作業着のことです。甚平は一般的に半ズボンですが、作務衣は作業着のため長ズボンになっています。

当記事では、甚平の由来や選び方、着方などについて解説します。甚平の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.甚平とは?

甚平(じんべい)とは、主に男性や子どもが着用する夏用の和装室内着です。全体的にゆったりとした作りになっており、上衣と下衣の2つに分かれているのが特徴です。上衣は羽織よりやや身丈が長く、半袖や筒袖、平袖、袖口が広めの広袖などさまざまな種類があります。帯などを使用せず、左右についている紐を結んで着用します。下衣は半ズボンのようになっており、裾に絞りは入っていません。

甚平の素材は木綿または麻が使用され、夏の暑い時期でも快適に着用できるようになっています。多くの甚平の脇部分には風通しをよくするために、「馬乗り」と呼ばれるスリットが入っています。通常の甚平の馬乗りはタコ糸で編まれていますが、現代ではレースをつけただけのものが多い傾向です。

1-1.甚平の由来

甚平の歴史は古く、戦国時代に下級武士向けに作られた木綿生地の袖なし羽織である「雑兵用陣羽織」を真似して作られたものが由来とされています。雑兵用陣羽織を着物仕立てにし、下町の人々が日常的に着用する衣服にしたものが「甚兵衛」と呼ばれ、時代とともに「甚平」という言葉で普及していきました。

ほかにも、甚兵衛という人物が作ったという説や甚兵衛さんがよく着ていたという説がありますが、明確な根拠はありません。

2.甚平と作務衣と法被の違い

禅宗の僧侶が行うお務めや日々の雑事などを「作務(さむ)」と言います。「作務衣(さむえ・さむい)」とはお務めや雑事に着る作業着のことで、とても動きやすい仕立てになっています。現在では、作業のしやすさから職人が着るイメージの強い和服です。

甚平は半袖筒袖で丈が短く、着心地と風通しのよさに長けた夏向けの和服です。もともとは男性用の夏の部屋着として発達しましたが、現在は女性用や男女兼用の甚平もあります。

法被は祭のときや町火消が着る服で、甚平や作務衣とは違い、通常は左右の紐で止めず帯で固定します。しかし、飲食店ユニフォームとしては、左右の紐で止める形式が多いです。

甚平は半ズボン、作務衣は長ズボンを合わせるのが基本です。長ズボンを合わせても全く問題ありません。なお、ユニフォームとしては作務衣、甚平、法被の種類が一緒になっており、作務衣の形で甚平や法被と呼ばれていることもあります。各メーカーの判断で、ユニフォームのイメージから服に名前をつけているためです。

甚平も作務衣も紐で調整できるので、体型やその日の気分で自由自在に調整できます。紐はほどけやすい蝶々結びよりも、ほどけにくいイアン結び(イアン・ノット、愛ちゃん結び)で結ぶのがおすすめです。

3.甚平の選び方

甚平を着用する際に、インナーをどうするか迷う方もいるでしょう。インナーは着ても着なくても、どちらでもよいとされています。インナーを着ない場合は、服の通気性がよいというのがメリットです。甚平は木綿や麻の生地で作られているため、暑い季節でも通気性がよく快適に着用できます。

インナーを着た場合は、甚平に汗じみができるのを防げることがメリットです。甚平のインナーとして向いているのは、甚平を着たときに見えないインナーです。甚平は胸元が開いた作りになっているため、丸襟のTシャツではインナーが見えて変に感じられる恐れがあります。甚平のインナーには、深めのVネックのTシャツまたはタンクトップを着用しましょう。

3-1.着心地を確認する

甚平に使用されている素材は、綿と麻の2種類です。綿素材の甚平は、通気性と吸水性が高いというメリットがあります。肌にも優しい素材のため、小さな子どもが着用するのにも最適です。吸水した水分を蒸発する際に、周りの熱を吸収するため、体感温度を下げる効果も期待できます。

麻素材の甚平は、優れた通気性と見た目にも涼しいひんやりとした素材感が魅力です。汗をよく吸収するためサラッとした着心地を維持でき、夏に着るにはぴったりの素材と言えるでしょう。

3-2.使いやすい色と柄を選ぶ

近年の甚平は、色や柄のバリエーションが豊富に揃っています。初心者の方でも使いやすいのは、黒や暗めの灰色、紺色などのベーシックな色の甚平です。小物とも合わせやすい色味で柄の種類も多いため、自分好みの甚平を選べます。

甚平の柄はストライプや無地のものであれば、子どもから大人まで幅広い年代で着用可能です。無地の甚平を選ぶ場合は、生地の織り方によって違いが出るため、好みの風合いを探してください。

3-3.ジャストサイズを選ぶ

甚平は普段着として着用されるのを想定して作られているため、サイズはTシャツと同じようにS・M・Lなどでサイズ表記されているのが一般的です。販売されている甚平の中にはフリーサイズのものもあり、身長や体重が標準で普段MやLを着用している方は問題なく着用できます。

甚平をかっこよく着こなすには、ジャストサイズを選ぶことが大切です。甚平の多くは、ゆったりとラフな作りをしているため、大きいサイズを選ぶとだらしない印象を与える可能性があります。甚平のサイズを選ぶ際には、試着をするとサイズ選びに失敗しにくくなるでしょう。

4.甚平の着方

甚平は着物や浴衣のように着つけの必要がなく、気軽に着用できます。しかし、甚平をきれいに着こなすには、いくつかのポイントをおさえることが重要です。

まず下衣を履き、紐がある場合は紐を結びます。次に上衣を羽織り、右襟を整えながら左脇にある紐をリボン結びします。紐を結ぶ際には、なるべく奥側で紐を結ぶのがポイントです。最後に左襟を整え、右脇にある紐を奥側でリボン結びして完成です。

甚平を大人っぽく着こなすには、襟を整えて首の後ろに襟を密着させるようにしましょう。襟の後ろ部分に隙間が空きすぎると、だらしない印象になります。また、甚平の胸元が開きすぎていない、閉まりすぎていないことも大事です。甚平を着用したときの胸元の隙間は、こぶし1個分を目安に調整しましょう。

5.甚平に合わせる小物

夏祭りや花火大会など甚平で外出するときは、合わせる小物にこだわりましょう。甚平は和服のため、小物も和風のものを選ぶとしっかりまとまりが出ます。バッグは信玄袋または巾着袋を選び、和柄の扇子を小物として持つと和の雰囲気を出すことが可能です。履物は下駄や雪駄を選ぶと、風情を感じられるコーディネートになります。

洋風のアイテムを取り入れると、周りと差をつけた着こなしができます。履物にはスポーツサンダル、アクセントとしてストローハットの着用がおすすめです。

飲食店などの制服として甚平を着用する場合は、長ズボンを合わせると清潔感のある装いになります。甚平に合わせた和帽子や和風のバンダナを着用すると、より和食店の厨房や接客にぴったりの雰囲気が演出できるでしょう。

6.おすすめの甚平と作務衣を紹介!

飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」では、さまざまな種類の甚平や作務衣を取り扱っています。

ここでは、店舗で販売している商品の中でもおすすめの甚平と作務衣を4つ紹介します。定価より値引きされている商品が多数あるため、和食店での制服を探している方は、ぜひ参考にしてください。

6-1.ジンベイ[男女兼用][チトセ製品] G71101

  • ジンベイ[男女兼用][チトセ製品] G71101
  • こちらの商品の生地には、高密度なのに軽くて丈夫で柔らかな肌触りである、双糸ウェザーが使用されています。上下でコーディネートが楽しめる、和テイストの5色展開です。定番のデザインなので、割烹料理店、和風ラーメン屋、和菓子店、蕎麦屋、うどん屋、とんかつ屋、お好み焼き屋、旅館、天ぷら屋などさまざまな和の空間に合います。

その他のコーディネートアイテム

帽子 和帽子[チトセ製品] NO8026
エプロン 双糸ウェザーエプロン[チトセ製品] T8027
パンツ 和風パンツ[男女兼用][チトセ製品] G71151

■ チトセの作務衣・甚兵衛一覧はこちら

6-2.はっぴ七分袖[男女兼用][住商モンブラン製品] 3

  • はっぴ七分袖[男女兼用][住商モンブラン製品] 3
  • 「はっぴ」と言いながら、作務衣のような上品な印象に仕上げた和風上衣です。日本の伝統色で9色展開しています。美しさが引き立つ落ち着いた色合いで、お店の雰囲気に合わせてさまざまな印象を演出できます。快適ウェア素材「衣服内気候」は汗を吸い取り、吸い取った汗を素早く逃がすように工夫されているため、着心地が爽やかです。

その他のコーディネートアイテム

帽子 和帽子(7.5cm)[男女兼用][住商モンブラン製品] 9-7
エプロン 腰下前掛[男女兼用][住商モンブラン製品] 9-5
パンツ イージーパンツ[男女兼用][住商モンブラン製品] 7-5

■ 住商モンブランの作務衣・甚兵衛一覧はこちら

6-3.ハッピコート[男女兼用][KAZEN製品] APK550

  • ハッピコート[男女兼用][KAZEN製品] APK550
  • 日本の伝統スタイルのモダン化を追及する、「和KAZEN」シリーズのハッピーコートです。衿に施されたパイピングと素材感のある織柄が、伝統的な法被型で和モダンな印象を与えています。胸元にはだけないようにボタンがついており、男女ともに安心して着用可能です。

    素材には、吸汗性と速乾性を兼ね備えた「ドビークロス」を使用しています。型崩れが少ないので、家庭で洗濯後にそのまま着用できるのが魅力です。

その他のコーディネートアイテム

和帽子 帽子[2枚入](高さ9cm)[KAZEN製品] APK471
エプロン 腰下エプロン[KAZEN製品] APK487

■ KAZENの作務衣・甚兵衛一覧はこちら

6-4.作務衣上衣[男女兼用][セブンユニフォーム製品] BC1360

  • 作務衣上衣[男女兼用][セブンユニフォーム製品] BC1360
  • セブンユニフォーム製品の作務衣上衣は、愛知県三河地方で生産された綿70%、ポリエステル30%の生地からできています。オーガニックコットンを使用して作られた生地は、優しい肌触りで、肌トラブルが起きにくいのが特徴です。ポリエステルが入っているため、洗濯してもシワになりにくいというメリットもあります。

    動きやすさにもこだわっており、ゆったりとしたシルエットに七分袖という作りになっています。快適に作業を行えるため、作業着としても使える作務衣です。

作務衣上衣[男女兼用][セブンユニフォーム製品] BC1360はこちら

まとめ

甚平とは、一般的に男性や子どもが着用する夏用の和装室内着です。木綿や麻が素材に使用され、馬乗りと呼ばれるスリットが入っているため通気性が高いことが特徴です。

作務衣とは僧侶がお務めや雑事に着る作業着のことで、甚平とは使用用途が異なります。また法被も祭や街火消のときに着るため、作務衣や甚平とは異なる服です。しかし、ユニフォームとしては各メーカーの服のイメージによって名前をつけるため、作務衣の形ながら法被と呼ばれているなど、服の種類が混ざっています。

飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」では、紹介した作務衣や甚平、法被のほかにも、さまざまなユニフォームをご用意しています。和風のユニフォームをお探しの方は、ぜひユニコレをご利用ください。

作務衣・甚平▶作務衣・甚平のご購入は飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」へ

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