居酒屋の従業員は、ドリンクや食べ物を運んだりお皿を洗ったりと、制服・衣服が汚れることが多々あります。大切な制服・衣服を汚さないために活躍するアイテムが、腰に巻く「前掛け」です。
しかし、制服・衣服を汚さない役割を果たすアイテムには、前掛けだけでなくエプロンも存在します。似たようなアイテムであることから、「呼び方が異なるだけで物は同じ」と考える方も少なくありません。
実際は、前掛けとエプロンにはその役割・着用する意味において明確な違いが存在します。そこで今回は、前掛けとエプロンの違いや前掛けの意味・役割をまとめました。居酒屋に多い前掛けのデザインの特徴やおすすめの購入先も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
1.居酒屋でよく見る「前掛け」とは?
前掛けとは、いわゆる「腰に巻くタイプのエプロン」で、主に腰から下の下半身をカバーする布のことです。商品によっても丈感は大きく異なり、膝上あたりまでのショート丈前掛けもあれば、膝下辺りまでを覆うロング丈の前掛けもあります。
エプロンと同様、前掛けは主に制服や衣服を汚さないことを目的に着用されています。しかしそれだけでなく、汚れを拭いたり、濡れた手を拭いたりする際にも活躍します。
1-1.前掛けとエプロンの違い
前述の通り、前掛けは汚れの付着を防ぐというエプロンと同様の役割を持つため、「前掛けとエプロンは同じ物」と考える方も多くいるでしょう。しかし、前掛けは下半身をカバーすることに対し、エプロンは主に上半身から下半身をカバーするアイテムです。
また、エプロンは生地が薄く、刺繍やレースが施されたおしゃれなデザインの商品が多いことが特徴で、前掛けは生地が厚く、比較的シンプルなデザインの商品が多いことも特徴と言えるでしょう。
2.居酒屋で前掛けを着ける意味|前掛けの役割
前掛けは、居酒屋などで特に使用されています。居酒屋はドリンクや食べ物などの運搬作業や、洗い場での作業も多いため、汚れから守る前掛けは必須と言えるでしょう。
また、前掛けは汚れから守るだけでなく、広告としての役割も果たします。店名やお店のロゴが入っているオリジナル前掛けは、多くの居酒屋でも採用されています。
では、居酒屋で前掛けを着ける意味は、汚れ防止以外に何があるのでしょうか。ここからは、居酒屋で前掛けを着ける意味を2つ紹介します。
2-1.意味1:重い物を持ったときに腰を守る
前掛けは、腰を守るという役割も果たします。エプロンはウエストあたりで腰紐を締める一方で、前掛けは背中側、腰の骨盤あたりで腰紐を締めることが特徴です。
居酒屋では、瓶の入ったケースや10リットルを超える生樽など、重たい荷物を運ぶことが多々あります。前掛けの紐が腰骨を強く締め付けることで関節が安定し、結果的に腰を守るという役割を果たします。
前掛けを活用して腰の負担を軽減させるためには、腰紐の締める位置が重要です。基本的にはベルトを締める位置で、息をゆっくり吸いながらギュッと締め付けましょう。
2-2.意味2:衣服の破れやケガを防ぐ
かつて、お酒の入ったケースは木製で作られており、運搬時に衣服が破れるということが頻繁に起きていました。そのため、前掛けは衣服の破れを防ぐことを目的に着用されていたと言われています。厚手の前掛けが多いことも、木製ケースが主流だったことが起因です。
また、居酒屋はキッチン作業において火を扱うことも多々あります。厚手の前掛けは熱から守る役割も果たすため、ケガ防止としても大いに活躍するでしょう。
3.居酒屋で前掛けの着用が多い理由
そもそも前掛けの起源は、諸説あるものの室町時代にまでさかのぼると言われています。当時は「前掛け」という名称はありませんでしたが、体の前に掛ける・垂らすことから、「まえかけ」「まえたれ」と呼ばれていました。基本的な使い方は現代と変わりないものの、重たい荷物を肩に乗せて運ぶ方は、前掛けを肩にあてることもあったと言われています。
室町時代に生まれた前掛けは、江戸時代を過ぎたころに現在のような形状となりました。時代劇でも、酒屋や米屋の店主・大将が前掛けをしているシーンを見かけたことがあるという方は多くいるでしょう。そして現在のように、前掛けが一つのユニフォームとして活用され始めるようになったのは、明治時代以降と言われています。
前掛けは、先人たちの知恵が詰まった歴史あるアイテムです。現在でも居酒屋などさまざまな業種において前掛けを着ける習慣が残っていることも、それだけ便利なアイテムであることを示しています。
4.居酒屋に多い前掛けのデザインの特徴
現在では、前掛けにもさまざまなタイプやデザインが誕生しています。下記は、居酒屋で採用されることの多い前掛けのデザインの特徴です。
○黒色あるいは濃紺色のシンプルな前掛け
居酒屋では、黒色あるいは濃紺色など、比較的暗いカラーをベースとした前掛けが多い傾向にあります。ベースカラーが暗い前掛けは、飲み物をこぼしたときなどの汚れが目立ちにくく、清潔感を保ちやすい点が魅力です。目立ちやすい箇所に、白色など目立つカラーでお店のロゴマークを入れることも定番と言えるでしょう。
○デニム素材の前掛け
最近では、デニム素材といったおしゃれな生地の前掛けも多く採用されています。デニム素材であれば生地がより厚手となることも多く、耐熱性に優れた前掛けもあります。機能性・実用性を求めるだけでなく、個性やおしゃれな印象を出したいお店におすすめです。
○レザー素材の前掛け
レザー素材の前掛けは、水や油などの液体をはじくことが特徴です。居酒屋においては、調理場や洗い場を担当する方におすすめと言えるでしょう。
上記のように、前掛けにはさまざまな素材の商品が存在します。また他にも、ポケット付きの機能性に優れた前掛けも人気です。店舗全体で前掛けを統一したり、キッチン・ホール担当で前掛けを適切な素材に分けたりなど、工夫するのも良いでしょう。
5.【居酒屋向け】前掛けの購入場所
居酒屋向けの前掛けは、専門の店舗で購入することが可能です。しかし、近年ではネット販売も主流となりました。多くの枚数を注文するのであれば、特にネットでの注文がおすすめと言えるでしょう。
ネットから居酒屋向けの前掛けを購入したいのであれば、飲食店全般のユニフォーム専門店である「ユニコレ」がおすすめです。ユニコレは、居酒屋をはじめとしたさまざまな業種に適した数々のユニフォームを販売しています。
ユニコレの3つの特徴 |
---|
○居酒屋のオリジナルロゴを入れられる ユニコレでは、ネーム刺繍・ロゴ刺繍を入れたオリジナル前掛けにも対応可能です。刺繍のバリエーションは200種類以上あり、他とかぶらないオリジナルのロゴを入れられます。 ○全身のユニフォームをまとめて購入できる ユニコレでは、前掛け以外にも、居酒屋で着用できるシャツやコックコートも扱っています。前掛け以外のさまざまなユニフォームの仕入れ先を一元化できるため、これから居酒屋経営を考えている方には特におすすめです。 ○さまざまなデザインから自由に選べる ユニコレの前掛けをはじめとしたさまざまなユニフォームには、カラフル・モノトーンなど豊富なデザインが存在します。居酒屋のコンセプトに合ったユニフォームを選べるでしょう。 |
ユニコレは、飲食店ユニフォームを購入する方に向けて、返品も試着も返品送料無料の会員様サービスを提供しています。前掛けを新調したい方や、これから居酒屋経営を検討している方は、ぜひユニコレの商品をチェックしてください。
まとめ
ここまで、居酒屋でよく見る前掛けの概要やエプロンとの違い、さらに前掛けの役割や居酒屋における前掛けデザインの特徴を詳しく解説しました。
古くから活用されてきた前掛けは、現代さまざまな飲食店でも大いに活躍しています。商品によってデザインや素材が異なり、それぞれ機能性も異なることが特徴です。居酒屋のコンセプトや仕事環境に合わせて前掛けを選びましょう。
飲食店ユニフォームの専門店であるユニコレでは、豊富なデザインの前掛けを販売しています。お店のロゴが入ったオリジナル前掛けの注文依頼も受け付けているため、居酒屋向けの前掛けの注文を検討している方は、ぜひユニコレをご利用ください。
この記事へのコメントはありません。