コロナ禍で発表された「新しい生活様式」では、ウイルス感染を予防するため、外出時や屋内で人と会話するときに常時マスクを着用することが推奨されています。
出典:厚生労働省「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました」
しかし、常時マスクを着用すると耳が痛くなったり皮膚トラブルを起こしたりして、不快感を持つ人もいるでしょう。
当記事では、マスクを着用しているときに「耳が痛い」と感じる人に向けて、原因と対策方法を紹介します。「マスクで耳が痛くなってかゆみや赤みも気になる」「適切な対策をしてストレスを軽減したい」などの悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
1.マスク着用時に「耳が痛い」と感じる3つの原因
マスクを着用しているときに「耳が痛い」と感じる問題を解消するためには、正しい原因を知ることが重要です。原因を見誤って手当たり次第に対処法を試しても、問題の解決には至りません。マスクを着用しているときに「耳が痛い」と感じる主な原因は、以下の3つです。
・サイズが合っていないマスクの着用
マスクのサイズは、メーカーや商品ごとに異なります。顔の大きさに対して小さいマスクを着用し、耳の後ろの皮膚が強く圧迫されることは、痛みを引き起こす原因です。小さいマスクを着用すると隙間ができ、ウイルスの侵入を許す・フィット感が低下するなどの問題を招くこともあります。「耳が痛い」と感じるときはマスクのサイズを見直しましょう。
・長時間のマスク着用
一般的なマスクは、ヒモにより口元のガーゼ・生地を固定する方式です。長時間マスクを着用していると、ヒモと皮膚との摩擦によって擦り傷ができ、痛みを感じることがあります。
・メガネとマスクの併用
メガネとマスクを併用することも、耳の痛みを引き起こす原因となります。マスクのヒモによる圧迫・メガネによる圧迫が重なり合うと、影響が大きくなって痛みを引き起こす可能性があるためです。
2.マスクで耳が痛い場合の対策方法4選
耳が痛い状態を放置すると、擦り傷部分に細菌が入り込み、炎症や肌荒れを引き起こすリスクがあります。問題を放置すると痛みが悪化するケースもあるため、極力早く適切な対策を取ることが必要です。
ここでは、マスクを着用しているときに「耳が痛い」と感じる場合の対策方法を解説します。
2-1.自分に合ったサイズを選ぶ
マスクのサイズを誤って耳の痛みを感じる場合は、商品選びを見直すことで不快感を軽減できます。下記の手順で顔のサイズを計測し、自分に合ったマスクを選択しましょう。
- 【1】親指を横、人差し指を縦に伸ばして、L字型を作成する
- 【2】親指で耳の付け根、人差し指で鼻の付け根の1cm下を押さえる
- 【3】親指から人差し指までの直線距離を計測する
上記の手順で測定した直線距離が10.5〜12.5cmの場合、やや小さいサイズ(幅15.5cm・高さ8~9cm程度)のマスクを選択します。12.5〜14.5cmの場合は、普通サイズ(幅16.5cm・高さ9cm程度)のマスクがおすすめです。14.5cm以上の場合は、やや大きいサイズ(幅17.5cm・高さ9cm程度)のマスクを選択しましょう。
2-2.ヒモの幅が広いマスクを選ぶ
マスクのヒモの幅も、耳の痛みを解消するための重要な要素です。ヒモの幅が広いマスクを選択すると、耳の後ろの圧迫を回避して痛みを軽減できます。一般的なマスクのヒモの幅は下表の通りです。
丸ゴムタイプ | 約2〜4mm程度 |
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平ゴムタイプ | 約3〜7mm程度 |
耳の痛みを軽減したいときには、上記の数値を参考にしてヒモの幅が広いマスクを選択しましょう。また、ヒモ部分がよく伸びる商品を選択することも大切です。大まかな目安としては、マスクのヒモが3倍程度の長さに伸びる商品を選択してください。
布マスクを着用する場合はヒモをやや長めに調節すると、着用しているときの締め付け感を回避できます。マスクを手作りする場合は試着しつつヒモの長さを調節し、耳の後ろの圧迫を回避すると痛みを軽減することが可能です。
2-3.ヒモをかける場所を工夫する
耳の痛みを軽減する方法として、ヒモのかけ方を工夫することも挙げられます。下記のような方法によってかけ方を変更すると、耳の痛みを軽減できるでしょう。
・クリップを使用する方法
- 【1】マスクのヒモの先端にクリップを通す
- 【2】マスクを上からかぶり、後頭部にヒモをかける
・輪ゴムを使用する方法
- 【1】左右いずれかのヒモの先端に輪ゴムを通す
- 【2】反対側のヒモの先端に片結びする
- 【3】マスクを上からかぶり、後頭部にヒモをかける
より快適にマスクを着用するためには2本の輪ゴムを用意し、左右それぞれのヒモの先端に通して、片結びする方法もおすすめです。結び目が後頭部に当たることが気になる場合は、輪ゴム同士をクリップでつなぎ合わせて着用しましょう。
2-4.耳が痛くならないグッズを活用する
耳が痛いときの対策には、ネット通販の便利グッズや100均アイテムを活用する方法も存在します。以下は、耳の痛みを軽減するために活用できるグッズの例です。
・イヤーフック(フックベルト)
イヤーフック(フックベルト)はマスクのヒモに装着して使用するグッズです。柔らかいシリコン素材で作られた商品が多く、手持ちのマスクと組み合わせることにより、耳の後ろの摩擦や圧迫を軽減できます。
・マスクバンド
マスクバンドは左右のヒモに装着し、後頭部もしくは首の後ろにかけるスタイルにかけ方を変更できるグッズです。マスクバンドの中にはビーズアクセサリーをイメージさせるデザイン性の高い商品も存在し、装着する人の気分を明るくさせる効果も期待できます。
市販グッズの活用を面倒に感じる人は、耳が痛くならない機能付きマスクを購入することもおすすめです。たとえば、オーバーヘッドタイプ(後頭部にかけて使用する構造)のマスクは耳の後ろを圧迫しにくく、着用しているときのストレスを軽減できます。
3.マスクによる耳・皮膚トラブルへの対処法
長時間マスクを着用して皮膚トラブルが発生し、かゆみ・赤みなどを感じる場合は、スキンケア方法の見直しや市販薬の利用も検討しなければなりません。家での対処によって皮膚トラブルを解消できないときには病院・診療所を受診し、適切な判断をあおぐことが必要です。マスクによる耳・皮膚トラブルへの対処法は、以下の3つです。
・スキンケアを丁寧に行う
十分に泡立てた洗顔料を使用して顔の汚れを取り除き、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。洗顔後は化粧水・乳液もしくはクリームを使用して、十分な保湿を行ってください。日中外出する際には日焼け止めを欠かさずに塗ると、マスクの着用により弱った肌を保護できます。
・市販薬を利用する
皮膚トラブルに使用できる市販薬には、かゆみ止めクリーム・ニキビ薬・ステロイド配合の皮膚疾患治療薬などが存在します。皮膚トラブルの症状や進行状況によって最適な市販薬は変化するため、薬局・ドラッグストアで薬剤師に相談し、自身に合ったものを利用しましょう。
・病院・診療所を受診する
マスクによる皮膚トラブルは「接触皮膚炎」と呼ばれます。接触皮膚炎が長引いている場合は病院・診療所を受診して、専門医に相談しましょう。
病院や診療所では、一般的に炎症を抑制する軟膏・保湿剤・内服薬などを利用し、症状に応じた治療を進めます。専門医の指導に従って適切な対処を取ることで、接触皮膚炎の早期改善が期待できます。
4.耳が痛くなりにくいマスクのご購入は「ユニコレ」へ
飲食店ユニフォームの通販サイト「ユニコレ」でも、耳が痛くなりにくいマスクを取り扱っています。
プロケアイヤーループマスク
耳ゴムは伸縮性に優れ、耳への負担を軽減。かつラテックスフリーで、アレルギーの方も安心してご利用いただけます。
【医療用】プロケアイヤーループマスク(50枚入・返品不可商品)[medicom製品] JMK211683
サイズは2種類、フリーサイズ(幅17.8cm×高さ8.9cm)と、Sサイズ(幅16.5cm×高さ8.9cm)のご用意があります。医療現場でも使われる高品質な商品ですが、リーズナブルで人気です。
クラスメディカルリラックスマスク
耳が痛くなりにくい、幅広の耳ゴムで、長時間使っても耳が痛くなりにくくなっています。
こちらの商品は、【医療用】ドクターガードプロテクトマスク(40枚入)[medicom製品] DRPJM の後継商品です。
【医療用】クラスメディカルリラックスマスク大容量(50枚入・返品不可商品)[medicom製品] JMK218814
上で紹介したマスクより販売価格はやや高めですが機能性がより高く、さらさら生地で蒸れにくく快適です。サイズは同じく2種類、フリーサイズ(幅17.8cm×高さ8.9cm)と、Sサイズ(幅16.5cm×高さ8.9cm)です。
その他、ユニコレでお取り扱いしているマスクを一覧表にまとめました。サイズや価格、仕様の違いを簡単に比較できるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
マスクで耳が痛くなる主な原因は、サイズ選びの誤り・長時間のマスク着用・メガネとマスクの併用による皮膚への負担の3つです。耳が痛い場合の適切な対処法には、着用するマスクを適切に選択すること・かけ方を工夫すること・市販グッズを活用することなどが考えられます。
マスクによる皮膚トラブルを解消するためには、スキンケア方法を見直したり市販薬を利用したりする方法が選択肢です。しかし、市販薬を利用しても症状の改善が見られない場合には病院・診療所を受診し、専門医の判断をあおぎましょう。
今後もマスク着用を続ける接客業の方もいらっしゃると思います。こちらの記事では接客業で印象が良くなる服装と身だしなみのポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
手作り布マスクの場合、100均(セリアのみ?他でも売ってる?) で売ってる伸びる靴紐を使い、上になる側(頭側) が1本に繋がってる状態に、下になる側(首側)の方が開いてる状態に紐を通し、首の後ろで蝶結びにして留める、という方法もあります。
これなら耳に引っ掛けないので痛くありません。
気持ち緩めに縛ったあと、上側の紐を少し上の方にずらすと気持ち締まるのでずり落ちません。
ますくんさま
弊社ブログ記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
伸びる靴紐でマスクを固定する方法があるんですね。
身近な道具を用いて暮らしを豊かにするアイデア、とても素敵です。
丁寧にご紹介くださりありがとうございました♪